ビワの思い出―果物の味に時代の変遷を感じる

料理・グルメ

久しぶりに食べたビワの実が、思いのほかおいしくなかった。

その理由について考えてみます。

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懐かしいビワの味の思い出

先週末、近所でビワの実がなっているのを見かけた。

すでにとっくに枯れてしまって今では残っていないが、子供のころの私の実家には、ビワの木があり、毎年ビワがなった。
子供のころの私には、ビワは、心地よい酸味のある大変おいしい果物だった。
もう30年ほど前のことである。

ついでに言うと当時でも、ビワは八百屋・果物屋では高級品であった。
実家のほとんど野生の実よりは一回り大きな果実で、8-10個入りの箱が1000円近くだったと思う。
そして、私の実家ではそうした市販品のビワも買ってみたことがあって、我が家で穫れる野生の果実のほうがはるかに味が濃厚で美味しかったことを鮮明に記憶している。

ビワの味わい

今回いただいてきたビワの実も、ほとんど野生にまかせて育った木であろう。大変楽しみに思いながら家まで持ち帰ってきた。

しかし、ビワの実は、食べてみると非常に水っぽいばかりで、記憶していたのと違ってあまり味が強くない。
期待ではちきれんばかりにワクワクしながら帰ってきたところだったから、肩透かしを喰らった気分だった。

ビワの味の魅力が減った理由

どうしてなのだろう。

この30年の間に、いろいろの新しい食品が出現し、我々の食生活は明らかに贅沢になっている。
どの果物も品種改良が進み、糖度が高くますますおいしい新しい品種が多い。

そうしている間に、我々はよりおいしいものに慣れてしまって、ビワくらいではたいしてうれしくなくなってしまったのかな。。。

更新履歴

  • 2021年8月22日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
  • 2017年7月1日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。

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