【野鳥観察】野生のサギ(鷺)の子育ての様子を観察できる土浦の県道沿いのサギ・コロニー

茨城県

今回は、野生のサギの大群が毎年訪れ、産卵と子育てのために滞在する茨城県土浦市のサギ・コロニーを紹介する。
サギたちの巣にごく近くまで接近できるうえ、いろいろな種類のサギを見ることができるので、通りかかることがあったら、しばし観察してみると大変おもしろい。

本記事では、コロニーの場所をお教えするほか、繁殖期のサギたちの様子を写真を交えて紹介する。コロニー観察のおもしろさが伝われば幸いです。

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土浦のサギ・コロニー

場所とシーズン

県道24号線(土浦学園通り)沿いに、国道6号と交差するバイパスを超えて、東に200メートルほど進んだところに学園大橋という橋が架かっている。
グーグル・マップで「学園大橋」と検索すると一発で見つかる。

学園大橋を走る県道24号線

サギのコロニーは、この橋の北東に位置している。

コロニーは橋の真下まで広がっているため、橋の上の舗道に立つと、サギたちの生態を真上から見下ろす形になる。
ゆっくり間近で観察を楽しむことが出来る。

サギがこの場所に集まるのは、1年のうちでも夏の一時期の間だけである。
私は今年はじめてじっくり観察してみたところで、詳しい時期はわからない。
ただ、繁殖のために来ている様子だから、例年同じ時期(6~7月)に来るのだろうと思う。

コロニーの大きさ(面積と鳥の数)

コロニーは川の土手に沿って、東西に20~30メートル、南北にせいぜい100メートルくらいの広さである。
そこに数百匹の中型の野鳥が集まっている姿は、それだけでも壮観である。

サギの種類

すこし近づいてみると、白いサギだけでなく、黒や橙色の鳥も混じっている。
種類によって暮らし方が違う様子が見受けられるものの、種類ごとに固まるとかでなく、分け隔てなく一緒に暮らしている様子である。

アマサギ

橙色のサギはアマサギという種類で、冬には真っ白に色が変わるのだそうだ。

ゴイサギ

黒い鳥は、首が短いけれどもサギの一種なのだそうで、ゴイサギという種類である。

シラサギたち

シラサギ(白鷺)は単に白いサギの総称だそうで、厳密にはダイサギ、チュウサギ、コサギに種類が分かれるそうである。

これらのサギたちも、クチバシの色が季節によって黒と黄色の間を変化するものもあるとのことで、ややこしい。
今回にわか勉強しただけでは、私には種類の見分け方が分からなかった。

ただ、飛ぶときに首をのばしたまま飛ぶシラサギと、首を畳んで飛ぶサギいるのは、きっと種類の違いなんだろうなと思った。

また、同じ白いサギでも、顔が赤くて後頭部がトサカ状になっている次の写真の鳥は、また別の種類なのでしょうね。

コロニーのサギたちの様子

ここからは、私が撮って来た写真を見ながら、コロニーのサギたちの様子を紹介する。

サギの卵、雛たち

このコロニーは繁殖期用の様子である。
シラサギたちの巣では、卵や雛、幼鳥たちを世話する親鳥の様子を見ることができる。

幼鳥の食事

雛や幼鳥の食事は、やはり親鳥が口の中までクチバシを突っ込んで与える。
知識としては知っているが、こんなにゆっくり観察できたのは初めてである。

親鳥を甘噛みする雛たち

食事だけでなく、よくよく見ていると、雛たちが親鳥のクチバシを甘噛みしているときがある。
鳥の雛も、お父さんやお母さんが大好きなんだね!

教育方針は家庭ごとにそれぞれ⁉

雨の日は、雛も含めてみんなずぶ濡れになって過ごしている。
かわいそうなだが、自然界はそうしたものだ。

写真が上手に撮れないし...、と思ったが、見に行ってみたら、意外におもしろかった。

おなじ赤ちゃんいるシラサギでも、親鳥が上に乗って雛に雨が当たらないようにしてあげている者もあれば、親鳥が放任する中で雛たちだけで団子になって暖を取って寝ている一家もある。

親鳥の巣への帰還時の着陸の様子

毎年、シーズンの休日には、橋の路肩の舗道にカメラマンを見かけることが多い。

今回はじめて見に行ってみた感想は、この場所で写真を撮るのはとても楽しいということである。
なにしろ、何百という親鳥がいるから、常に何匹かが空を飛んでいるような状況で、飛んでいる鳥の写真をたくさん撮れる。

以下は、親鳥が着陸するところから、幼鳥(すでにずいぶん大きく育っている様子)のもとに歩み寄り、最後は幼鳥が親鳥に甘える様子までの一連の動きを撮影した写真である。

混んでいるので、親鳥は追いかけっこも

数が多いから、ひっきりなしに何匹かの親鳥が飛び回っているのである。

ときには、ご近所さんが同じタイミングで家に向かっているなんてことも起こる。

近所同士で、追い抜き・追い抜かれとか、なんか気を遣いそう。。。

シラサギとは生態が違うのに共生しているゴイサギ

シラサギたちは、木の枝で作った巣の中で過ごし、子育てをしている。
巣は、灌木の天辺よりは地面に近いところに位置する。

同じコロニーで共生しているにしては、ゴイサギはずいぶん生活様式が違う様子だ。

灌木の天辺近くに器用にバランスを取りながら留って、あまり動かない。
そして、ほとんどのゴイサギは、ひとりっきりで過ごしている様子だ。

時折、翼を広げる姿は美しいが、それはバランスをとるだけのためなのか、同じ灌木の天辺でずっととどまっていて飛び立つことはない。

そんな孤独なゴイサギだが、睦まじく過ごしている夫婦を一対見つけた。

そして、やはり1匹だけ、ゴイサギの赤ちゃんも写真が撮れていた。
体の模様は大人になるにつれて変化するとのことで今はあまり似ていないが、脚で笹の茎に器用につかまっている姿は、間違いなく親譲りの姿勢である。
まん丸になって眠る姿が大変かわいいが、シラサギと比べ、独立心が旺盛なようだ。

まとめ

土浦にあるサギのコロニーについて、紹介した。

  • 場所は、学園大橋の下の川の土手。
  • 時期は、6~7月ごろ(詳しくは他のソースで確認してください)。繁殖期をすごしに来ている様子である。
  • シラサギのほか、ゴイサギ、アマサギも混ざって生活している。

後半では、私が撮った写真を見ながら、コロニー観察の面白さを紹介した。

鳥がなる木は日本でも見ることができる‼ (追記)

一本の木に、大きめな鳥が何百羽ととまる姿、アフリカのドキュメンタリーなどで見て感心していた。
節タイトルで「鳥がなる木」と表現したのは、そのことである。
これまで、日本では小さな鳥でないと、あんなに群れないよな、と思っていた。

この記事を書いて1カ月ほどたった先週(7月半ば)の夕方に、このサギコロニーを通りかかったら、まさにサギコロニーの奥に立っている気が「鳥がなる木」になっていた。
テレビで見たアフリカの木の印象と同じく、壮観である。

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