今夜はスーパームーン皆既月蝕だった。
わが家の近所は少し曇ってしまったので、肉眼では今一つ。
意外なことに、カメラで撮った写真では、はっきりと月蝕を楽しむことができた。
本記事では、今夜取った写真を紹介する。
スーパームーンってどういう現象か、説明できますか⁉
今回ちょっと勉強してみたので、スーパームーンや月蝕についても解説する。
月による天体ショーについて
今夜の月蝕の報告の前に、スーパームーンや月蝕についてちょっとだけ調べた豆知識を紹介する。
スーパームーン―月の大きさは日によって違う⁉
スーパームーンってなんだか知ってますか⁉
スーパームーンとは、月が大きく見えることなのだそうだ。
ではなぜ、月がいつもより大きくみえるの?
重力を受けながら運動する天体がいつもそうであるように、月は楕円軌道を描いて地球の周りを回っている。
地球に一番近づいた時に月は最も大きく見えるわけだが、その時たまたま満月だった場合をスーパームーンと呼ぶということである。
地球と月の距離は、月が地球に最接近するときは36万キロ、最も遠いときは40万キロということだから、月の見かけの大きさ(直径)は最大で10%くらい変化する。
面積(正しくは立体角)的には20%も変化するわけだから、月がずいぶん大きく見えることがあるのは、目の錯覚ではなく正しく科学なのである。
毎月1回、月は地球に最接近しているわけだが、スーパームーンになるには、最接近した時に満月が重ならなくてはならない。
それでも、年1回くらいの頻度でスーパームーンは見られるとのことである。
月蝕の頻度
太陽と月の間に地球が入り、地球の影で蝕が起こるのが月蝕である。
月蝕は毎年1~2回、皆既月食に限っても1回近く起こっているとのことである。
日本で見られる場合に限っても、2年に1回くらいの頻度で皆既月食が見られるらしい。
以上、Wikipediaの記事を参考にまとめてみた。
スーパームーン皆既月食よりまず、晴天の月蝕をお願い...。
皆既月食とスーパームーンが重なるのは、たぶん珍しいのだろう。
その頻度についてはわからないけど、今回雲がかかった空で観察した経験では、スーパームーンよりもまず、晴天と重なってほしいと思った。
雲越しに観察したスーパームーン皆既月蝕
薄い雲越しの観測条件
今夜、私の住む地域では、空の広い範囲に薄い雲が広がっていた。
私が月蝕の情報を知り外に出たのは20時半ころで、ちょうど月が完全に隠れているころだった。
その後、22時ころまで1時間半ほどかけて満月に戻ったのを観察した。
肉眼での見え方
雲を通してみる条件下では、肉眼では月の形がはっきり見えず、光の量と光っている広さがだんだん増えていくのがぼんやりと見えるだけだった。
一応、蝕が進んでいることはわかったが、ずいぶん迫力のない月蝕観察であった。
雲越しにカメラが捉えた月蝕
カメラの方が肉眼でみていたよりもはるかに綺麗に月の形を捉えることができていた。
檻の中の動物にピントを合わせて撮ると、檻がほとんど消えて写真が撮れる撮影テクニックがあるが、それに近い現象が起こって、雲の影響が薄れるのだろう。
以下、今夜撮った写真。
キャプションは撮影時刻である。
私のカメラは一眼レフだが、レンズは最大焦点距離300㎜でそんなによい望遠レンズではない。
カメラマン(私)自身の腕も怪しいなか、雲越しに撮った写真は、月の形がはっきり写っており、悪条件のなかでも月蝕を楽しむことができた。
ちなみに、最後の2枚はたぶん、雲が厚くなっちゃったのだろうと思う。
まとめ
- スーパームーンと月蝕について、勉強したことをまとめてみた。
- 今夜撮影したスーパームーン皆既月食の観察写真を紹介した。
- 雲越しの観察は、肉眼よりもカメラでのほうが付きの形がよく見えた。
写真について
本記事では、私自身の写真のほかにも、以下の写真を使用しています。
コメント
こんばんは、
スーパームーンの記事参考になりました。
以前に見たスーパームーンの時は手を合わせ
願い事を唱えていた記憶があります(笑)
読んでいただけて、とてもうれしいです‼
私も月が大きくなる仕組み、はじめて調べましたので今回は勉強になりました。
大きな月が願いをかなえてくれそうな気持、とてもよくわかります。(ただの星に願いをする人がいるくらいですから)