【UBER配車サービス】ラスベガス旅行ではじめてUBERを利用した体験

ラスベガス2016

この夏、家族でラスベガスに旅行したことを何回かにわけて綴っている。
前回の記事は、ラスベガスのホテルがビックリするくらいガメツく、せっかくの旅行中に納得のいかない出費を多くして悔しい思いをしたことを書いた。

今回は、予想外に倹約できた話。

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ネットで送迎を注文する新しい配車サービスUBER

旅行中、たくさん乗り回さないかぎり、レンタカーを借りるよりはタクシーのほうが安く済む。
ラスベガスでも、移動は徒歩とタクシー、と思っていたのだが、妻がUBERというサービスの情報を仕入れてきた。

UBERというのは、だれでもドライバーとして登録できて、ネットで受けた送迎の注文をこなすサービスとのこと。
簡単にいえば、いわゆる白タクなのだと思う。

私たち乗る側からすると、1)ネットで今いる場所と目的地を入力する、2)前もって値段がわかり、クレジットカードで決済する、3)迎えに来てくれた車で、目的地まで送ってもらう、という流れだ。

前もって運賃がわかる安心

使ってみるとビックリするくらい便利だ。
ホテルの部屋でサービスをリクエストすると、ホテルのフロントまで降りていく前に配車がすんでいる。
前もって値段がわかっているのはとても安心だし、なにより、タクシーとくらべて料金は3分の1くらいで済む。

プロでない個人がドライバーとして登録する

プロの運転手でなくてもシロウトが余暇に小遣い稼ぎをしているケースもあるのかと思うのだが、5回利用したなかでどれも清潔な車ばかりであり、生活感の感じられる車はなかった。

われわれ利用者はたすかるけど、これはタクシー会社は困るだろうな。

しかし、シロウト・ドライバーもいるとして、安全は担保されるのだろうか。
ドライバーが悪いやつで客が犯罪に巻き込まれたりしないのか、などと疑問が浮かんだ。
なにしろこれは、アメリカのことなのだ。
家族でいるときはよいが、たとえば妻がひとりで乗るのは避けてほしいかもな、などと思った。

ネットに履歴が残るのは安心感がある

けれども、よくよく考えると、その意味ではむしろタクシーのほうが危険かもしれない。
というのはUBERでは、どのドライバーがだれをどこで拾ったか、そしてどこまで送っていく予定なのか、すべてネット上に記録が残るのである。
しかも、呼ぶときにはドライバーの顔と名前、車の詳細が利用者には知らされている。(ドライバー側にも客の名前は知らされる)

唯一不便なのは、タクシーと違って「流し」がいないこと。

日本にUBERは上陸するのか?

日本でも一応なんらかUBERのインターネットサイトは立ち上がっているようだが、まだほとんどサービスが始まっていない状況のようだ。
きっと、タクシー会社の利益を守るなどの議論もあるだろう。
日本ではタクシーの運転手はそれ用の免許を取っている訳で、それを持っていないUBERのドライバーを認めるのは、やはり現行の規則に合わないし、制度を即座に変えるのはやはりフェアではないのかもしれない。

アメリカでは守られなかったタクシー業界

そう思うと、アメリカはよく、UBER認可に踏み切ったものだなと思う。
もっとも、アメリカのタクシー運転手が何らかの資格をもっているのかどうか、私は知らない。
地域によるかもしれないが、私がアメリカに住んでいたころの印象では、アメリカのタクシードライバーは無茶な割り込みを平気でするなど運転が荒い人が多い。
彼らが接触事故を起こしているところはよく見る光景だったし、車体にへこみがあるタクシーは多かった。
(ついでに言うと、アメリカのタクシードライバーは外国人か移民が多いのでないかな、たぶん。とくに、生粋の合衆国生まれらしい白人がタクシーを運転しているところなんて、ほとんど見たことがない気がする。そして、合衆国生まれの白人以外は、なかなか守られないのがアメリカ合衆国という国だという印象がある。)

(写真はじつはUBERでなく、一日だけ借りたレンタカーから撮ったもの)

2021年の追記

記事を旧サイトから移転するにあたり読み返しているいま、この過去5年間でずいぶんUBER
について、状況が変わった印象である。

そして、記事を読み返してみて、はじめてUBERを体験した時の新しい便利なものを利用した興奮と感動を思い出し、感慨深く思った。

最近の日本でのUBER EATSの広がり

本記事を書いた5年前には、日本でUBERのことを知る人はほとんどいなかった。

いまでは、UBERは日本でも知る人が多くなった。
コロナ感染症の流行もあり、レストランの料理の宅配を行うUBER EATSが首都圏を中心に人気がでたからだ。
田舎暮らしの私はUBER EATSを見たことがないが、自転車で宅配している登録者の方が多いと聞く。

日本でのUBER配車サービス

そしていまネットで調べた感じでは、UBERは日本国内で配車サービスをはじめているものの、本来の安価な送迎サービスとしては営業できていない様子である。

安価に利用できなければ、UBER本来の魅力はほとんどなくなってしまう。
もっとも、タクシー業界を守る国の方針ということだと思うし、それは確かに顧慮されるべきことと思う。

UBERが安全なのかどうかの議論

アメリカのUBERに話を戻すが、本編で私も考えてみていたUBERの安全性については続報がある。

その後、UBERの運転手たちによる乗客に対する犯罪―多くは性的暴行―があったことが明るみに出た。
マスコミでも大々的に報じられたのである。

タクシーでもそうしたことはあるのだろうけれど、タクシーとUBERの運転手による犯罪について統計をとって比較したものは、まだ見たことがない。

その後UBERは、運転手による犯罪を警察に通報するボタンをアプリに実装して対応しているそうである。

更新履歴

  • 2021年2月17日 本サイトに移転。節見出しを付けた。追記を書いた。
  • 2016年9月10日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。

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