2016年ごろから、アメリカの空港では犬を連れた乗客を見かけるようになった。
2019年正月のデトロイト空港のトランジットでは、空港トランジット内の犬のための環境の整備具合にびっくりした。
また、1980～90年代に反日のメッカだったデトロイトの空港が、日本人客にフレンドリーに作ってあるのにも時代の変化を感じた。
本記事では、そんなデトロイト空港の様子を紹介する。
空港コンコースでで出会うお客さん犬たち
最近何度かアメリカとの間を往復したが、空港で犬を見かけることが多くなった。
犬を連れてコンコースを歩いている乗客を見かけることがある。
デトロイト空港で見かけた乗客犬
慌てて撮ったので手振れしてしまっているが、次の写真は、デトロイト空港での風景である。
たぶん、盲導犬などのサービス・ドッグなのだろうが、犬が苦手な私は、不意に犬が居てびっくりしてしまう。
はじめて空港コンコースでお客さん犬を見たのは2017年ごろ
私がはじめて空港コンコースで乗客の犬を見たのは、次の写真の犬だろうと思う。
2017年の年始の、テキサス州ヒューストンの空港コンコースのピザ屋のカウンターだ。
デトロイト空港の整備が進んだ犬環境
正月にシカゴに行った帰りのフライトは、デトロイトで乗り換えがあった。
冒頭の写真のように、犬連れの乗客を見かけたのをはじめ、K-9チームやコンコース内の犬用施設の整備の整い具合にびっくりしたので紹介する。
出番が増えている空港のK-9犬たち
アメリカの空港のセキュリティ・ゲートでは、荷物をＸ線装置に通す検査を列に並んで待つ間に、K-9チームがやって来て、犬に匂いをかがれて検査されることがずいぶん増えた。
ここ数年のことだろうと思う。
K-9については、セキュリティ・ゲートのエリアなので、写真は撮れない。
犬が苦手な私は、体の大きいK-9犬が寄ってくると、怖い。
デトロイト空港コンコースを巡回していたK-9チーム
デトロイトの空港では、搭乗ゲートの前で搭乗時間になるのを待っている間に、K-9チームが30分おきくらいにやって来た。
セキュリティ・ゲートでなくK-9チームに出くわすのは初めてだった。
K-9犬は、巡回に来るたびに、乗客一人一人クンクンやっていった。
私のことは２度３度と嗅いだはずなのに、次に戻ってくると再び念入りに嗅ぐのは、ちょっと笑えた。
食事している乗客たちをとくに念入りにチェックしていたのは、もっと笑えた。
コンコース内の犬用の空間
そのデトロイトの空港には、コンコースにこんなブースがあった。
犬用のエリア？
中を覗いてみると、犬用のトイレ（？）と、犬が洗ってもらうためらしい流し台があった。
Ｋ－９犬もここで洗ってもらったりするのだろうか。
そもそも犬の乗客（たぶんK-9チームも）をまだアメリカの空港でしか見たことがないのだが、こうした犬用施設は今回のデトロイト空港で初めて見た。
デトロイト空港に見る時代の変化
反日のメッカだったデトロイト、治安も悪いと聞いていた
デトロイトといえば、物騒な町だと聞いていた。
かつて自動車産業が盛んだったデトロイトは、日本車の進出とともに斜陽の町となり、荒廃し治安が悪化した町だと2000年ごろのガイドブックには書いてあった。
1980年代には、町に駐車してある日本車が破壊されるなど、この町では日本が目の敵にされていたとも聞いた。
コンコース内をモノレールが走る先進的なデトロイト空港
しかし、今回数時間を過ごしたデトロイト国際空港はとても清潔で、コンコースがウキウキするほど面白かった。
まず、空港のコンコースだというのに、頭上をモノレールが走っている。
とくにフードコートのエリアでもないのにクリスマスツリーが飾られ、噴水があった。
K-9チームがウロウロするのは辟易だったが、さきにも書いたようにひょうきんな犬だったから、よしとするか。
犬の化粧室が空港にあるのをはじめて見たのも、面白かった。
日本語案内があふれるデトロイト空港
そしてもう一つ、大変びっくりしたのは、空港に日本語があふれていたことだ。
いまどき、世界のどこにいっても、日本人客よりも中国人の方が多い。
中国語の案内はあっても、日本語の案内があることは珍しい。
それが、かつて反日の一大拠点だったデトロイトの空港では、英語のほかには日本語だけがあるのだ！
いったいどうした事情なのだろう。
ご存知でしたら、ぜひ教えてください。
更新履歴
- 2021年4月16日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2019年2月4日 Gooブログ「（旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり）」にて公開。
コメント