【アメリカの本屋】最高の居心地ながらほとんど絶滅危惧種となってしまったアメリカのブックショップ

シカゴ2018-2019

アメリカでは、2000年代後半に多くの本屋が廃業したり、支店を縮小したりした。
2019年に渡米したときに、珍しく見かけて入店し、懐かしく思ったアメリカのブックショップのことを紹介する。

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本屋がたくさんあったアメリカ

私がはじめてアメリカに行った2000年ごろには、本屋は非常にたくさんあった。
アメリカの本屋には、店内にコーヒーショップがある。そこに好きな本を持って来てコーヒーを飲みながら読み耽るのが、実に寛ぐひと時だった。

ブックショップでの出会いが理想⁉

日本でも状況は同じで、いまとなっては本屋が少なくなってしまった。
まだ本屋が一般的だったころのこと、図書館や本屋でたまたま同じジャンルの本を探している異性と出会い、知り合う...、なんていうのは、内気な男女にとっての定番のストーリーだったのではないかと思う。

日本人と比べ、アメリカ人は物怖じせずに初対面の相手に話しかける。少なくとも私はそんな風に思っていた。
あるとき、もっともあこがれる異性との出会い方ナンバー1に輝いたのは、ブックショップでの出会いである、ということを、アメリカで見聞きした。
ラジオ番組で言っていたのか、雑誌で読んだのかは定かでないが、アメリカ人の恋愛事情も、日本人とそれほどにはかけ離れていないのかもしれないと思ったものだ。

アマゾンの台頭で淘汰されたブックショップ・チェーン

アマゾンが出てきて以来、アメリカでも本屋はしだいに淘汰されてしまい、めっきり店舗が減った。
当時、シカゴ近郊でもっとも多く見かけたBORDERSというチェーンは、10年くらい前に経営破綻してしまった。

絶滅をまぬがれて経営を続ける本屋チェーン

年末年始にシカゴを訪れた際に、一軒だけ本屋を見かけ、入ってみた。

昔と変わらぬ感じの店内で、相変わらずスターバックスが店内に出店していた。

そういえば、これら本屋がバタバタと閉店する前には、CDコーナーが広くあった。

私など英語が碌に読めないものだから、本屋に行くと言っても、写真集やCDを物色するのが常だった。
この10-15年のあいだに、オンライン・ダウンロードが主流になり、CDで音楽を購入することもめっきりなくなってしまった。

更新履歴

  • 2021年8月17日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
  • 2019年2月11日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。

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