2017年暮れに家族で遊びに行ったユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドのことをシリーズで書いている。
今回は、そのアトラクションのひとつ、スペシャル・エフェクト・ショーのことを紹介する。
パンフレットからは、地味な感じのショーの印象を受けるが、ハリウッドならではの、とても面白いショーであった。
一見、人気がなさそうだったスペシャル・エフェクト・ショー
12月29日と31日に家族でこの遊園地で過ごしたのだったが、さすがは冬休み中である。両日とも結構混んでいた。
29日はジュラシック・パーク、トランスフォーマーとミニオンズのライドを楽しんだら一日が終わってしまった。
2日目の大晦日は、手始めにスペシャル・エフェクト・ショーを見た。
他のアトラクションが軒並み1-2時間待ちの中、これだけ待ち時間が30分以内と短かったためだ。
大外れの先入観、回転が速いショー
ほかのショーが、映画のタイトルがついているだけでワクワクするのと比べて、タイトルからしてあまり惹かれるものがない。
どうせその場で簡単な特撮めいたことをしてみせて、本当にすごい特撮は、映画館に行って見てください、というつもりが見え見えである。
が、この予想は大外れであった。
だいたいにおいて待ち時間が短いのは、短めなショーな上に客席が多いために回転が速いからなだけらしい。
ありきたりな演目も、素晴らしく面白いジョークに早変わり!
ステージ上でお料理番組みたいなカウンターの前に4人の出演者が現れ、スタントマンが殴りあったりケンカするのに合わせて、その場で音を作るのを実演してみせた。
ペットボトルをひねると骨が折れる音になったりする、などの実演である。
一度ばっちりした演出を見せた後、今度はステージ上のスクリーンに映し出されたシーンに合わせて音を作って見せたのだが、アメリカ人はジョークがうまい。
スクリーン上で真に迫った叩き合いが起っているなかで、その音は実はやさしそうな女性が変な機材をパタパタ叩いているだけなのを見せられるとついついみんなで爆笑してしまった。
CGアニメ作成の様子も実演
CGアニメのキャラクターの動きの作り方も実演して見せた。
人の体の各所にセンサーを付けて動き回ることで、スクリーンに映し出されたぬいぐるみのクマが同じ動きをして見せるのは、正直言ってすこし間抜けに見えたが、なるほどこうしてCGアニメは作るのかと納得した次第である。
古典的な特撮シーンの実演も
ほかにも、本当には切らないのだけれど人の腕を切って見せるマジックを実演して見せたり、ピアノ線で宇宙遊泳するのを実演したりし、そうした古典的なトリックがいまも映画の撮影には使われているのだと説明したりした。
大迫力の、人が火だるまになるシーンの実演
このスペシャル・エフェクト・ショーの中でも一番印象に残ったのは、人が火だるまになるのを実演したくだり。
ジェル状の燃料をスタントマンの体中に塗り付け、火をつける。
スタントマンは本当に火だるまになり、ひとしきりしたらスタッフが慌てて消火器で消火するのだ。
アクション映画では需要があるシーンなのだろうし、そうしたシーンを撮るにはこうして撮るのは当たり前なのだと思うが、実際に目の前で人を火だるまにして見せられるとやはり物凄い迫力であった。
私はあまりに熱中してみていたので、残念ながらスタントマンが体を張って火だるまになっているシーンは、写真を撮り損ねてしまったのだった。。。
文章で表せないショーの興奮
このショー、予想外に大変面白かったし、また司会者のジョークもさえていたのだが、こうしてブログに書いてみると、やはり面白さがうまく表現できてない。。。
ユーチューブにこのショーの動画もあったので、よろしかったらどうぞ:
本物のショーをその場でみると、動画でみるより10倍は面白いです。
更新履歴
- 2021年8月17日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2018年3月11日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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