【ハリウッド観光】ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドでもっともオススメなスタジオ・ツアー

ハリウッド2018


ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドはもちろん、本家であるユニヴァーサルの映画スタジオのお膝元である。
往年の名作映画のセットが保存されており、これらを巡るツアーは、ここでしか楽しめない。
今回は、映画が好きな人にはたまらないスタジオ・ツアー体験を紹介する。

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スタジオ・ツアーはユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドだけ

ユニヴァーサル・スタジオ・テーマパークは世界チェーン

ユニヴァーサル・スタジオ・テーマパークは、大阪はもちろん、フロリダ、ハリウッド、シンガポールにある。
北京とモスクワにも新しいパークが建設中とのことでもある。
そして、アミューズメントのラインナップを比べると、大阪とハリウッドとでは、ほとんど出し物が同じなようだ。
本記事で紹介するスタジオ・ツアーだけは、本家ハリウッドだけにしかない。

スタジオ・ツアーはハリウッドだけ

ユニヴァーサル・スタジオはもともと、ハリウッドの映画製作会社だ。
スタジオには名作映画のセットが残されている。
バック・トゥー・ザ・フューチャー、ジョーズ、サイコ、…。
ユニヴァーサル・スタジオ・テーマパークが世界チェーンだといっても、これら歴史的セットを巡るツアーは、ハリウッドだけだ。

スタジオ・ツアーの混み具合と乗り物

2017年歳末のユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッド

本記事では、2017年歳末に出かけた家族旅行での体験をもとに書いている。

まる2日間かけて堪能したユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドでは、真っ逆さまに落ちていく気分を味わえる最新の3Dショーがあり、特撮ショーで面白おかしく興味深い映画製作の裏舞台を見、多くの大爆発に大興奮したショーもあった。
これらのアトラクションは別の記事に書いたが、どれもいままで経験したことのあるショーのなかでも最高級に完成度が高かった。
ひとつの遊園地で度肝を抜かれるものがこんなにたくさんあるのかと大変びっくりした。
そんななかでも、振り返ってみると、スタジオ・ツアーがもっとも興味深く思い出に残るアトラクションであった。

ユニヴァーサル・スタジオ・ツアーの待ち時間は短かめ

スタジオ・ツアーは、テーマパーク内の他のアトラクションと比べて、待ち時間がとても短い。
予習不足で出かけた私たちは、入場ゲートで渡されたパンフレットの地味な宣伝と短い待ち時間を根拠に、スタジオ・ツアーは人気がないショーなのだと思い込んだ。
あまり面白そうでもないから、他を見ようか、みたいな感じで時間を過ごしていた。

後から考えると、待ち時間が短いのは、客の回転が速いからである。
そして、冒頭以来述べている通り、ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドに来たなら、このツアーは絶対に外すべきではない‼

スタジオ・ツアーはトロリー・バスで巡る

私たちがツアーに参加した大晦日は夕方には、遊園地内はだいぶ混雑していた。
スタジオ・ツアーも待ち時間が1時間半くらいだった。
このときの他のアトラクションの待ち時間より短かったからこそ、スタジオ・ツアーに参加したのだが、本当にラッキーであった。
長い行列待ちは疲れたが、ところどころに過去の製作映画のポスターが掲げられていた。
懐かしい映画のことを妻と話しながら行列を進むのは、とても楽しかった。

ツアーは、トロリーバスに乗って行われる。

スタジオ・ツアーは素晴らしい内容と見ごたえ

アメリカ文化を発信してきたスタジオの数々

はじめのうち、スタジオのビルディングが並ぶ間を縫ってバスは進む。

これらスタジオ一個一個が現在も現役で、あちらのスタジオではジュラシックパークのシーンが撮られた歴史があり、こちらのスタジオではいま放映中のテレビ番組を製作している、などというナレーションを聞くと、ただの倉庫みたいな建物を外から見ているだけなのに、とても楽しい。

そのあと、ハリウッドを題材にした映画に出てくるような、平屋で開放的なオフィス街を通る。
これはヒッチコックが使っていたオフィスだ、などとナレーションが入る。

80年代名作の超有名タイムスリップ・シーンの舞台を訪れる

ツアー前半の一番のクライマックスは、大きな建物の前にバスが止まったところ。
本来前面に何本かの大理石の柱が立っていたのが撤去されてしまっているとのことであった。
何の建物か、おわかりだろうか?

この建物は、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の最後に、雷のエネルギーを使ってタイム・スリップをしたシーンの、あのシティ・ホールなのであった。
映画の有名シーンが撮影された場所を見るのは、それだけのことなのに、いつも大変な感動である。

ハリボテの町の完璧な完成度に唸る

続いて、どの映画とは言っていなかったが、西部劇用の街並みセットや、現代的な街並みセットの中をゆっくりとトロリーは進んだ。
ただの板切れに書いた建物の絵が実物のように見えてしまう古典的なハリウッド・トリックも、表からでは張りぼてだとは全然わからない完璧さに、度肝を抜かれた。

ユニヴァーサル映画を飾った名車の数々―ワイルド・スピードやバック・トゥー・ザ・フューチャー

このあと、「ユニヴァーサル・ピクチャー・カーズ」という自動車展示ギャラリーを通る。

最もヒットした映画の主演級の自動車は、この場にはあまりなかったようだけど、見覚えのある車も何台かあった。

ナイトライダーは見てなかったけど、人気があったのは知っている。
黒いクラシックカーのほうは、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」でマーティのお父さんがビフを殴った自動車じゃないだろうか。
タイムマシンだったデロリアンはきっと、こんな雨ざらしの中でなく、大切に博物館に展示されてるんだろね。

「ワイルド・スピード」は、カッコいい車がたくさん出演したのでどれがどれだかわからないのだけれど、これらもヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーが乗った車なのだろうか。

トランスフォーマーやジュラシックパークに出てきたジープといわれても、たくさん出てきた気がするので...。
ただ、キャンピング・ワゴンは、ジュラシックパークで恐竜が頭突きしていたやつだろうか。

写真をたくさん撮ってあったから、ついついたくさん書いたが、映画に出てきたモノを見るのって、面白い。

鉄砲水の実演は、怖いくらいに真に迫る

ツアーの中盤には、撮影技術の実演もあった。
晴れた夕方だったが、スプリンカーから人工的に土砂降りの雨を降らせ、しまいには鉄砲水まで流れてくる。
映画の中の洪水シーンは実際にこの技術で撮影しているというが、怖くなるくらい迫力満点である。

同じく洪水シーンだが、スタジオ内の地下鉄駅での洪水シーンも実演してみてくれた。
状況が違うなかでの洪水で、やはりバスに乗っいなければ逃げまどってしまうところである。

名作映画のセットを巡る

ツアーの終盤は、保存されているヒット映画のセットを見物して回る。

「ジョーズ」の海辺

よくわからなかったのだが、ジョーズのセットはいったい本物だったのだろうか。

トロリー・バスに備え付けのモニターではリチャード・ドレイファスが製作当時の思い出を話していたのがとても面白かった。
池の中で作り物のサメが暴れ回るショーで、こんな港にジョーズが襲ってくるシーンなんて、あったっけな?

「グリンチ」の家

わが家では見ていないので、家族みんなでキョトンとして通り過ぎたのだが、ドクター・スースの映画のセットだそうである。

「サイコ」の恐怖のモーテル

私にとっても妻にとっても、ツアー後半の一番の見せ場はここであった。

サスペンス恐怖映画の金字塔「サイコ」の舞台となったモーテルは、そのままの姿で大切に保存されているのであった。
ここでは、私たちツアー客も、不吉な事件を目撃することになった...。

慄然とさせられる「宇宙戦争」の墜落現場

ベイツ・モーテル裏手には、大型旅客機の墜落現場がある。あまりにリアリティがあるため、作り物と知って眺めているだけなのに悄然とした気分になってしまう。

トム・クルーズ主演「宇宙戦争」のセットだが、本物の旅客機を爆破して作ったのだそうだ。

トロリー・バスごと事件に巻き込まれる3Dショー

ツアーの最終盤は、バスが怪獣に襲われキングコングに助けてもらう3Dショーと、犯罪者集団とヴィン・ディーゼルの一団のカー・チェイスに巻き込まれるショーがあった。
私は「ワイルド・スピード」(Fast&Furious)シリーズは、このショーの前までは何本か見てどれもあまり好きでなかったのだが、この3Dショーですっかりファンになってしまった。

それくらい面白かったトロリー・バスの3Dショーですら霞んでしまうくらい、映画のセットを見て回るのは魅力的なツアーだった。

更新履歴

  • 2021年4月2日 本サイトに移転。節見出しを付け、文章も大幅に書き加えた。
  • 2018年4月16日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。

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