ハリーポッターの世界、ヒッポグリフの飛行―ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッド

ハリウッド2018

2017年暮れに家族で遊びに行ったユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッド(USH)のことをシリーズで書いている。
今回の記事では、USHのメインを飾るハリーポッターの世界について紹介する。

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ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッドのメインを飾るのはハリーポッター

東京ディズニーランドでも、もっとも目立つ建物はシンデレラのお城だが、ユニバーサル・スタジオでもハリー・ポッターのお城が偉容を誇っている

ユニバーサル・スタジオの遊園地でもっとも力を入れているのはハリー・ポッターのようで、ホームページもハリー・ポッターの写真が大きくあしらわれている。
そして、遊園地の地図でも、やはりハリー・ポッターが大きく扱われていた。

高いリアリティで再現されたハリー・ポッターの町並み

実際にお城を見に行ってみると、お城だけでなく、ハリー・ポッターのお話し中のの街並みまでもが再現されていた。

私は残念ながら、ハリー・ポッターの本も読んだことがなく、映画も一本目だけ家族と一緒にDVDで見ただけだ。
それでも、作り物とはいえ、イギリスの古い街並みの中を歩くのはとても楽しかった。ファンの人たちはさぞかし嬉しいだろうと想像する。

太陽がさんさんと輝き、12月下旬であっても日中はコートを脱いでいてさえ暑いくらいのカリフォルニアの気候の中、作り物の雪をまとった街並みが2重におかしかったが、それでも作り物の街並みは、古い街並みの情緒を実によく醸し出している。

街の中には、ハリー・ポッターの映画に出てくる駄菓子屋さんがあった。ハリー達はカエルの形をしたお菓子とかを好んで食べるらしく、そしてわざわざ食欲をそそらない感じのくすんだ色のお菓子が多かった。
妻と息子は映画を思い出していたようで、とてもおもしろがっていた。そして、商品棚や店の隅々が、埃っぽく古臭いリアリティ溢れる見た目で、さすがは映画会社が演出しているテーマ・パークだなと思った。

ハリー・ポッターの世界のタヴァーンでイギリス料理とバタービアに舌鼓を打つ

ハリー・ポッターの食堂―妻の話では、学食でなくて町中のタヴァーンだったらしい―では、七面鳥やソーセージ、フィッシュ・アンド・チップスなどを食べることができた。

テーマパーク内の食堂は、値段が高いばかりでまずいのが常だが、ここのイギリス料理は悪くなかった。それ以上に、イギリスの食堂の雰囲気の中で食べるのがとても楽しかった。

そして、劇中にでてくるらしいのだが、バター・ビアというのも飲んでみた。味の方は、かなり甘ったるく、甘いもの好きな息子も私も、残してしまったが、名物は一度は試すべきだろう。

物語を知らないでも素敵に思う土産物

ハリー・ポッターのお土産屋さんは、おもしろいものが多く売っていた。
土産物はデザインもちょっと素敵なものが多く、われわれ大人ですら、ともするとその場の勢いでいろいろお金を浪費してしまいそうだ。実際、魔法学校のガウンを買ってテーマパーク内で着ている人はたくさんいた。

息子は、ハリー達の学校のエンブレムが表紙になっているノートブックを買ってもらった。お絵描き帳にして大事に使っている。
土産屋さんでは、本のお化けも売っていた。もちろん電動式なのだろうが、檻の中に入った見本が急に暴れだしたりして我々客をびっくりさせていた。

お城入場には身長制限あり

ハリー・ポッターのお城に入るのは、「ハリー・ポッターの禁断の旅」というアトラクションだ。
遊園地内で常に最も長い待ち時間の人気のアトラクションだったが、120cmくらいの身長制限があった。
7歳の息子が身長が足りなかったのが残念であったが、このテーマ・パークはほかにも魅力的なアトラクションがたくさんあったし、それらを余分に見れたと思うと、あきらめもつく。

「ヒッポグリフの飛行」ジェットコースター

「ヒッポグリフの飛行」という名前のついたジェットコースターがあり、これには乗せて貰えた。

プロジェクト・マッピングが楽しめた待ち時間

大晦日の夕方、カウントダウン待ちの客でごった返す中で、待ち時間は1時間ほど。
暗くなった中での行列待ちだったが、待っている間にお城のプロジェクタ・ショーが見えた。お城に投影されるのはとても美しいプロジェクト・マッピングで、おかげであまり退屈はしないで待てた。

寂しいイギリス荒野の雰囲気の中のジェットコースター・ライド

ハリー・ポッターはイギリスの文学作品である。
この記事を書きながら調べてみたら、ヒッポグリフとは、ハリー・ポッターの世界にいる想像上の鳥のことらしい。

ヒッポグリフは、街から離れた荒野を住処にしているのだろうか。
ジェット・コースターの乗り場は町から離れたところ、もの寂しい場所にあった。
大勢で行列を作って並んでいたのにそんな感想を持ったのは後から考えると妙な話だけれど。

私が唯一見たハリー・ポッターの映画もくすんだ雲が垂れ込める陰鬱な天気が画面に映っていたようだし、ジェットコースターの乗り場は「嵐が丘」や「ジェーン・エア」にも通ずる陰鬱な雰囲気との感想を持った。

ジェットコースターはずいぶん久しぶりだったし、やはり乗っているときのスリルはとても楽しい。
息子も大はしゃぎだったし、家族みんなで一緒に乗ったのはやはりとてもうれしかった。
ハリー・ポッターの陰鬱な雰囲気のなかでのライドだったことも、ジェットコースターの魅力を引き立てていた。


更新履歴

  • 2021年8月20日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
  • 2018年3月16日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。

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