
シェイク・ザイード・モスクは、世界で6番目に大きいモスク
アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビのダウンタウンからタクシーで15分ほどのところに、シェイク・ザイード・グランド・モスクはある。
世界中のモスクのなかでも、もっとも大きな部類に入る(どう比べるのかわからないが、WIKIPEDIAには「世界で6番目に大きい」と書いてある。)モスクで、2007年にできたものだそうだ。
空港からシェイク・ザイード・モスクに向かう道程
バスに乗ってシェイク・ザイード・モスクに向かう

私は早朝に、アブダビ空港からバスに乗って出かけた。
はじめて訪れる町の公共交通の利用しかたは常に難しい。
バス代の支払い方はもっともわかりにくいものだ。
ただ、UAEでは英語をしゃべることができる人が多いようで、バス・チケットの買い方から、乗るべきバスの路線、バスの乗り方まで、その場にいた人に教えて貰えた。


モスクの最寄り停車場も、運転手が教えてくれたから、乗り過ごすことなく済んだ。
バス停からモスクに徒歩で向かう
停車場に降り立ってみると、郊外の国道沿いといった感じの、なにもない路傍であった。

が、振り返って見ると、日の出前の薄明かりの中、モスクが遠くに浮かび上がっていた。

最寄りのバス停からモスクまでは徒歩で30分近くかかったろうか、思いのほか遠かった。

シェイク・ザイード・モスクの近景
モスクは白亜の外観、対称な構造がとても美しい。


モスクに入場し、内部を散策
早朝のすがすがしいモスクの回廊
モスクの入場は朝9時からで、早くつき過ぎた私は30分ほど入り口で待つ羽目になった。
しかしその甲斐はあった。
開場と同時に入場したため、まだだれもいない静謐な美しい回廊を堪能することができた。


時代とともに旅行者の国籍も変わる...寂しいこと
最近、旅行に行くたびにびっくりするのは、どこへ行っても中国からの観光客が非常に多いことだ。
このアラブのモスクもやはり、日が高くあがったころには中国人観光客で一杯であった。


10年くらい前には、ヨーロッパやアメリカの観光地にいるアジア系観光客というと日本人が多かった。
最近は中国人の圧倒的な多さに日本人が目立たなくなってしまっていること、寂しく思うことも多い。
広い中庭
巨大なモスクは中庭も広い。


シェイク・ザイード・モスクの内部
建物の中は色彩豊かな絨毯がしきつめられており、天井からは蛾のサナギを模したのかと思うような巨大でカラフルなシャンデリアが下がっていた。




新しい建造物ながら見ごたえ十二分
ガイドブックで予習した際に2007年竣工であると知り、歴史の浅さにあまり期待しないで出かけたモスク観光だった。
しかし、大変美しい建築物であった。
はじめてのモスク見学だったし、巨大でとても見ごたえがあり、大満足であった。

更新履歴
- 2021年3月1日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2017年12月15日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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