マクドナルドが高級レストランをやっているとしたら、行ってみたいと思いますか!?
私は、そういう噂を聞いたことがあり、そしてぜひ行ってみたいと思っている。
いまのところ真偽のほどはわからないけれど、面白い話なので、記事にしてみることにした。
はじめに―マクドナルドが高級レストランを運営⁉
マクドナルドは誰でも知っている世界最大のファーストフード・レストランのチェーンである。
注文してから最短でハンバーガーを提供し、短時間で空腹を満たさせることに最もエネルギーを注いでいる業種だ。
味に頓着しないとは言わないが、ダイニングルームの雰囲気や、うやうやしく給仕してもらうことを楽しむことは、コンセプトに入っていない業種だと思っていた。
そのマクドナルドが、世界で一か所だけ、高級ダイニングを運営しているという噂を聞いたことがある。
真偽のほどは確かめることができていないのだが、とても夢がある素敵な話なので、聞いた内容を紹介する。
マクドナルドの全世界ヘッドクォーターの秘密のフロア
10年くらい前、私はシカゴに住んでいた。
シカゴは、マクドナルド・チェーン発祥の地である。
ある晩、私は助手席に知人を乗せて、シカゴ市を離れ、西に向かう22番通りをドライブしていた。
22番通りには、マクドナルドの全世界総本社(英語では、グローバル・ヘッドクォーターと呼ばれる)があった。
ヘッドクォーターには、社長室や役員の会議室があるだけでなく、新入社員のトレーニング施設があるというのは有名な話である。
きっと、ビッグマックやフィレオフィッシュの作り方の訓練をしたり、新商品バーガーの開発をする広いキッチンもあるはずである。
その前を通り過ぎたとき、知人がポツリと言いだした。
「マクドナルドのヘッドクォーター・ビルには秘密のフロアがあるんだって。」
秘密フロアは招待客だけが入れる高級レストラン
噂によると、秘密のフロアは、招待された有力者たちだけが入れるレストランだということらしい。
マクドナルドに似合わず照明を落としたロマンチックなダイニングルームに、スーツとドレスで着飾った男女が食事を楽しみに来る。
白いテーブルクロスに銀のナイフとフォーク。
タキシードを着こなしたドナルド・マクドナルドが、落ち着いた足取りで、半円形の銀の蓋を載せた盆を運んでくる。
盆の蓋を取って給仕されるメニューは...
ドナルドが蓋を取ってうやうやしく料理を給仕してくれる。
美しい白磁の皿に載っているのは果たして...。
おなじみの、マクドナルド・ハンバーガーだということである。
普段、時間がないときに急いで掻き込むランチで食べているビッグマックやビッグ・ン・テイスティーも、ロマンチックな雰囲気の中で銀のナイフとフォークで食べると、最高のマクドナルド体験になるということである。
招待される方法はないものか...⁉
この話を聞いて、私も招待にぜひあずかってみたいと思った。
というか、10年経ったいまでも、何かの拍子に招待してもらえないかな、と思い続けている。
なんにしても、上で述べたようなセッティングで、ドレスアップした紳士淑女が完璧なテーブルマナーでダブルチーズバーガーをナイフで切り分けて食べている姿が、あまりにしっくり想像できる。
嘘に決まってるじゃんと思われたとしたら、私の語り口が下手だからだと思う。
スミマセン...。
都市伝説なのか、それとも...⁉
マクドナルドには多くの都市伝説がある。
- ハンバーガーに猫の肉を混ぜている。
- マクドナルドの肉は、何年たっても腐らない。
- ミミズの肉を使用している。
などが代表的なものだ。
だから、このマクドナルド高級レストランの話も、単なる都市伝説である可能性は排除できない。
でも、3つ目に挙げたミミズについては、実際にマクドナルドはピンクスライムを使っていたわけだから、当たらずとも遠からずだったことも思い出していただきたい。
嘘っぽいことが本当な場合もあること
この話を私に教えてくれた知人は、私よりもずっと上手にこの話をしてくれたし、いつもおもしろく物語を話せる知性の人である。
同時に、豊かな感性と美貌の持ち主で、とても魅力的な女性である。
一方、私は、女性にモテたためしなどなかった。
それが、この女性は、本記事を書いているいまも、私の隣で読書をしている。
このマクドナルドのドライブの後、彼女は私と結婚してくれ、いまも私の隣にいてくれている。
明らかに私の人生最大のラッキーである。
起こりそうもないことが起こるのが、世の中というものなのである。
このマクドナルドの話は、いまでも私は嘘だとは思っていない。
が、信用できないと思っている方のために、ありそうもないことが、たまにはあり得るのだという例を挙げてみた。
マクドナルド・ヘッドクォーターのその後
このドライブから何年も後になる2018年に、マクドナルドは本社屋を新築し、ヘッドクォーターをシカゴ市内に移転した。
そして新社屋への移転に合わせて、新入社員の研修施設をハンバーガー・ユニバーシティーとして規模を拡大したそうである。
秘密フロアの設備もさぞかしアップグレードしたに違いない。
そのうちに、招待にあずかった暁には続きを書きますので、楽しみにお待ちください‼
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