
シカゴからロサンゼルスへ向かうフライトの途中、思いがけずグランドキャニオンの空撮絶景に出会いました。 旅客機の窓から見えたその12分間は、地上からでは味わえないスケールと静けさに満ちていて、今でも忘れられません。
今回は、アメリカン航空の通常便から見えたグランドキャニオンの空撮体験を、写真とともにご紹介します。
グランドキャニオン空撮の舞台|シカゴ発ロサンゼルス便で出会った絶景の始まり
タイトルには空撮と書いたし、実際素晴らしい絶景の写真をこれからお見せするわけだが、実は普通の旅客機からの眺めである。
今回のシカゴからの帰国に際して、ロサンゼルス経由1ストップの航空券を購入していたのである。
いろいろな航空券を探し比べたうえで安かったからだ。
同時に、帰り道にロサンゼルスでタクシーを雇ってちょっと外出を楽しめればよいとも思っていた。
ロッキー山脈を空から遠望|シカゴ→ロサンゼルス便で見えた静かな絶景
シカゴ発ロサンゼルス行き。 右の窓に面した席を予約したのは、道中でロッキー山脈が見えるかもしれないと思ったからだ。
実際、コロラド州を過ぎる頃には、窓の外にロッキー山脈が遠くに見えた。

私が予想していたより航路はずいぶん南だったようで、ロッキー山脈が大迫力で眼下に迫ることは残念ながらなかった。
フライトの窓から、眼下にグランドキャニオンの絶景を眺望
アメリカ南西部の赤茶けた大地|眼下に広がる風景の変化
ロッキーを過ぎてしばらくすると、赤茶けた大地が広がりだした。


グランドキャニオンの真上を飛行|旅客機から大迫力の空撮絶景に遭遇
間もなく、飛行機は大峡谷の真上を飛んでいた。
そう、グランドキャニオンだ!
私たちはその大迫力の姿を、大接近して楽しむことができた。


グランドキャニオン空撮の余韻|離れるほどに広がる峡谷の全貌
大峡谷の真上をひとしきり飛んだあと、飛行機はラスベガスを目指してグランドキャニオンを後にする。
そうすると、広い視野が開け、グランドキャニオンの巨大な全貌がだんだんにあらわになってくる。




わずか12分間の空撮体験|グランドキャニオンの絶景が濃縮されたフライトの記憶
画像ファイルの撮影時刻を確認すると、グランドキャニオンの真上を飛んでいたときから、最後の写真を撮影するまでは、たったの12分しかたっていない。
そして、さらに5分ほどもすると、グランドキャニオンは見えなくなり、ふたたび平らな大地の上を航行していた。

短い時間の間ではあったが、最高の絶景が楽しめたフライトであった。
憧れの空撮体験が偶然叶った|グランドキャニオン上空を旅客機で飛ぶ喜び
グランドキャニオンには、ヘリコプターでの遊覧飛行があると聞く。
前々から憧れていたのであったが、一人当たり数百ドル(数万円)するその料金の高さ以前に、そもそもグランドキャニオンにゆっくり旅行する機会がない。
だから、今回のフライトは私には大変嬉しかった。
空撮と地上観光の違い|グランドキャニオンの多面性を写真で比較する
グランドキャニオンには2016年の夏に行った。ラスベガスからの日帰りの弾丸ドライブ旅行で、「 グランドキャニオンの雄大な景色に感動。サウス・リム、マザーポイントにて」にその詳細は書いた。
そのときに撮った写真が以下のものだが、空から見るとやはりずいぶん様子が違うものだ。


グランドキャニオン空撮のショート動画
今回の記事をショート動画にまとめました。
写真とあわせて、映像でも雰囲気を感じていただければと思います。
▶︎ YouTubeショート動画はこちら
更新履歴
- 2025年9月16日 タイトル、見出しを変更。
- 2021年3月18日 本サイトに移転。節見出しを付け、文章も大幅に書き換えた。
- 2019年9月16日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。


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