今年の3月に、ヨーロッパ出張があった。
出張は短かったし、出張先では観光などまるでできなかった。
しかし、往路のフライトで、エティハド航空のビジネスクラスに載せてもらったのである!
これまで、ユナイテッド航空やANAのビジネスにアップグレードしてもらったことはあったが、それらの体験と比べても、エティハド・ビジネスの豪華さは格別だった。
最高のフライト体験の様子を紹介する。
初のエティハド航空、そしてビジネスクラス!
この出張では、安かったので、はじめてエティハド航空のチケットを購入してみた。
そしたらなんと、ビジネスクラスにアップグレードしてくれた!
私はあまり飛行機に乗る機会はないし、もっているANAのマイレージだってほとんど溜まっていない。
ANAはエティハド航空と提携しているらしく、このちょっとしか溜まっていないマイレージがモノを言ったとしか考えられない。実にラッキーなことであった。
エティハド航空B787のビジネスクラス
ビジネスクラスとしても特に贅沢!!
飛行機はボーイング787。最新鋭の大型旅客機である!
アラブ系の航空会社が贅沢なのか、それとも新しい機体のためだからかはわからないが、機内がとても贅沢だ。
いままで乗ったことのある数少ないビジネスクラスはANA、ユナイテッド航空とルフトハンザ航空だった。
どれも大きな機体の国際線で、一列に6席あったのだと思う。
だから、いくらビジネスとはいえ窓側の人はトイレに立つたびに通路側の人を起こさなければいけなかった。
しかし、今回乗せてもらったエティハド航空のビジネスクラスは、一列4席だ。
窓側に座った私は一人っきりで窓際を占拠させてもらった。
いつもエンジンの後ろに座るのに慣れているので、こんなに前に乗せてもらうのもうれしい。
大画面の機内エンタメ、サブ画面も!
機内エンターテイメントの画面は巨大で、A4くらいの大きさであった。
それだけでは飽き足らず、隣にはサブの画面があり、さらにリモコンにも液晶画面がついている。
一人当たり3つの電灯と、フルフラットの座席
電灯も読書灯、ムードライト、テーブルライトの3つが別々に制御でき、そのうち一つは明るさ調整機能までついていた。
座席はフルフラットにもなったが、うれしくて仕方がなかった私は興奮して眠るどころではない。最高に楽しいフライトを過ごさせてもらった。
エコノミークラスと比べるとビジネスはまるで天国
エコノミークラスのスペースの狭さはいつもしんどい。
私は、エコノミークラスの狭さには恐怖症に近い思いを持っている。エコノミーシートで何十時間ものフライトを飛ぶ、恐ろしい夢を何度も見たことがある。
そのたびに、せいぜい十数時間で地球の裏側まで到達できることにホッとするのである。
エコノミークラスで嫌なことは狭さだけではない。
通路にでるのに隣の人を起こしたり起こされたりしなければならないこと、トイレの順番待ち、そしてドリンクや食事が配膳されるのを待つ間がとても長く、いつもイライラしてしまう。
それに比べて、キャビンアテンダントにお願いしたものが即座にサーブされるビジネスクラスは、天国みたいである。
エティハド航空のビジネス食
中東料理、ステーキにワインの豪華な機内食
食事もとても美味しかった。
バーバガヌーシュ、ホモスなど中東らしい惣菜が並んだ前菜。
回教国の航空会社だが、ワインも美味しいのをいただいた。
メインはステーキであった。
フライトで本物のエスプレッソをいただく幸せ
デザートには、アップル・シナモンをいただいた。
そして、いっしょに出てきたのは、本物のエスプレッソマシンで抽出したとてもおいしいえるプレッソであった。機内で本物のエスプレッソがいただけるなんてはじめてで、大変贅沢である。
オムレツの朝食はマッシュルーム添え
アブダビ空港に到着する前のオムレツも、とても美味しかった。
初めての中近東上空に興奮
私は何度かヨーロッパには出張や観光で行ったことがあった。
いつも日系かヨーロッパの航空会社であったから、ロシア上空を飛ぶのが常であった。
が、エティハド航空はアラビア半島にあるアラブ首長国連邦の会社である。
経由地もアラブの首都アブダビの空港だ。
中近東を飛ぶのが初めてだった私は、フライトマップを見ては「ものすごいところを飛んでいるのだな」などと思ったものだった。
成田―アブダビのフライトは7時間ほど。
ゆっくりビジネスクラスを堪能させてもらったあと、空港でのトランジットだけとはいえ、はじめてのアラブ世界に降り立ったのは早朝4時過ぎであった。
更新履歴
- 2021年3月1日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2017年12月13日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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