本記事では、ナイアガラの滝の観光について紹介する。
- 歩道からアメリカ滝とカナダ滝を眺める。
- ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズのツアーで、カナダ滝の裏側に降りる。
- スカイロン・タワーの展望台からの遠景を楽しむ。
このほかにナイアガラ観光では遊覧船が有名だが、4月にはまだ遊覧船やアメリカ滝の横に降りるツアーは催行されていなかったため、ここでは触れない。
その代わり、地面に雪が残る中のナイアガラの滝は、夏に見る滝とはまた違った美しさがある。
はじめに―本記事はシカゴ発ナイアガラ旅行の記事シリーズの一部である
春に行ったナイアガラ旅行について、シリーズで書いている。
シカゴからはるばる800kmほどの長距離ドライブの末、夜にナイアガラ・フォールズに到着し、大瀑布のライトアップを眺めたことを前回、「夜のナイアガラ瀑布―ナイアガラ旅行3。」に書いた。
今回は、一夜明け、一日中かけて行った滝観光について書く。
カナダ滝とアメリカ滝
ナイアガラの滝といえば、馬蹄形をした巨大なカナダ滝が有名である。
冒頭の写真がそうである。
そのカナダ滝の100mほど左に、アメリカ滝という、もうすこし小さい滝があるのをご存じだろうか。
小さいと言っても、超巨大なカナダ滝に比べてのことであって、幅330mは普通に例を見ないくらい巨大な滝である。
- カナダ滝…落差56m、幅675m
- アメリカ滝…落差58m、幅330m
舗道から眺める大迫力のナイアガラ瀑布の近景
アメリカ滝と国境をつなぐレインボー・ブリッジ
駐車場から道路を渡ると、左手にはアメリカ滝が見える。
ナイアガラの滝と言えば、馬蹄形をした巨大なカナダ滝が有名だが、それとずっと比べて小さいとはいえ、アメリカ滝も普通に巨大なの滝である。
そして、ナイアガラは国境の町である。
アメリカ滝の隣には、カナダからアメリカに渡るレインボー・ブリッジが見える。
轟音と多量の水量が落下していくダイナミックなカナダ滝
そして、歩道を右手に進むと、轟音とともにカナダ滝が見えてくる。
あいにく曇ってしまったのと、痛恨のレンズに埃だが、雄大で素晴らしい光景である。
舗道沿いに滝に近づくと、滝に流れ落ちていく水面からフェンス一つしか隔たっていないところまで接近できる。
膨大な水量が落ちて行っており、吸い込まれそうなくらいだ。
カナダ滝の裏に回るツアー、ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ
本当は、雨合羽を羽織って遊覧船に乗り、水しぶきが体にかかるくらい滝に接近する「霧の乙女号」クルーズを楽しみにしていたのだったが、寒い季節には、運行していないとのことであった。
替わりに、「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ」というツアーに参加した。
文字通り、滝の裏側に回り込むツアーだ。
カナダ滝の裏から滝を眺める
ただ、滝の裏から滝を眺めると言っても、洞窟の奥から滝の裏を見る形である。
大雨のときの玄関先と大して違いがない。
下から見上げるナイアガラ瀑布
このツアーでは、もう一か所ビューポイントが用意されており、滝を下から眺めることができる。
視点が違うとやはりずいぶん違った感じである。
レストハウスの2階からの少し距離を取った絶景
ツアーから出てくると、レストハウスの2階に案内される。
舗道から見ていたのとは、5メートルくらい高所からみるだけの違いなのだが、その高さが全く別な展望にしてくれている。
窓越しながらそこからの風景は素晴らしかった。
カナダ名物料理プーティーンをレストハウスのフードコートで食べる
同じレストハウスの1階には、フードコートが入っている。
メニューは、ハンバーガーやホットドッグなど、店内の雰囲気も含めてアメリカそのものだ。
ただし、カナダ名物のプーティーンが売っていた。英語の綴りは、Poutine である。
プーティーンというのは、フレンチフライにグレーヴィーソースをたっぷりかけた食べ物。
上の写真の姿で出てきたが、すこし食べかけた姿の方が感じは分かると思う。
私自身はグレーヴィーソースをあまりおいしいと思ったことがない。
だから、「名物に旨いものなし」という言葉が思い浮かんだが、それでも、やっぱりその土地の名物を食べるのは楽しみである。
それに、グレーヴィーソースが大好きな方には、きっと病みつきの味なんだろうと思う。
スカイロン・タワー展望台からの素晴らしい遠景の眺望
ビハインド・ザ・フォールズのあとで、あまり期待しないで登ってみたスカイロン・タワーからの眺めが、びっくりするくらい素晴らしかった。
滝からは徒歩で15分ほど。
タワーの高さは160mとのことである。
入場料は大人ひとりが20カナダドルなので、1600円くらいだった(2018年4月)。
ここで見られる絶景は、断然、その値段の価値は十分にあると思う。
そもそも観光客が少ない季節であったが、タワーの展望台はガラ空きであった。
私たちだって、あまり期待しないで上ったのだったから。
曇りでも最高に壮大なナイアガラ瀑布の絶景
このあとレインボー・ブリッジを渡ってアメリカに再入国し、シカゴへの帰路についた。
翌日が青い空の素晴らしい天気だったのを考えると、曇りだったことがますます悔しい思いである。
ただ、曇りであっても素晴らしいナイアガラの滝であった。
まとめ―絶対におすすめのスカイロン・タワー展望台
- 4月にナイアガラの滝を1日かけて観光した私たちの行程を紹介しながら、ナイアガラ観光の見どころについて紹介した。
- 4月には遊覧船と、アメリカ滝の隣に降りるツアーは催行していなかった。
- カナダ側の舗道沿いに散策しながら滝を間近に見、滝に吸い込まれていく水面に超接近できる。
- スカイロン・タワーは高所からの広い展望が素晴らしいので、絶対におすすめ‼
更新履歴
- 2021年3月23日 プーティーンの節を書き加えた。
- 2021年3月21日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2019年8月12日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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