ナイアガラの滝は、アメリカ―カナダ国境に位置する。
滝を向いから眺められるのはカナダ側である。
だから、ナイアガラ観光の華は、カナダ側である。
一方で、アメリカ側にもナイアガラ・フォールズ州立公園が整備されている。
滝に吸い込まれていくナイアガラ川の眺めは、カナダ側とはまた違った絶景である。
今回は、ナイアガラ・フォールズ州立公園で楽しめる眺めを紹介する。
カナダ滝とアメリカ滝―誰でも知っているナイアガラ滝はカナダから見た姿
アメリカ側の風景を紹介する前に、カナダ側から眺めた有名な眺望をおさらいしよう。
ナイアガラの滝といえば、次写真のような対岸から眺める馬蹄形のカナダ滝の姿が有名である。
このカナダ滝の200メートルほど左に、もう一個小さな滝があるのをご存じだろうか。
小さいといっても、滝幅が330メートルもあるから、普通に考えたら相当に巨大な滝である。
滝幅675mの世界最大級のカナダ滝と比べて小さいだけだ。
国境に架かるレインボーブリッジ
アメリカ滝からさらに100~200メートル左に進むと、国境の橋レインボーブリッジがある。
100mほどのレインボーブリッジを渡ると、入国審査を経て、そこはアメリカ合衆国である。
ちょっとだけ豆知識を言うと、橋の両岸の町の名前は、どちらもナイアガラ・フォールズである。
- カナダ側…オンタリオ州ナイアガラ・フォールズ
- アメリカ側…ニューヨーク州ナイアガラ・フォールズ
アメリカ側のナイアガラ・フォールズ州立公園
橋を渡り、入国審査をすましたら、すぐ右に曲がるとナイアガラ・フォールズ州立公園がある。
とてもよく整備された美しい公園で、ナイアガラ川が滝に吸い込まれていく姿を上から眺めることができる。
よく整備された州立公園の敷地内
私たちが訪れた2019年4月1日には、地面には雪が残っており、寒々とした雰囲気であった。
それでも、舗道や芝生がとてもよく整備されているのが分かっていただけると思う。
公園内の芝生では、カナダガンが草をついばんでいる。
ネイティブ・アメリカンの立派な銅像もあった。
流れが急なナイアガラ川
次の写真の川は、これからアメリカ滝に注ぎ込む水である。
この日は天気が悪く、波も荒々しかったので、川の様子がとても迫力があった。
アメリカ側から見るアメリカ滝
アメリカ滝が、流れ落ちるところである。
小さいほうの滝だけれど、ものすごい水しぶきである。
そして、アメリカ滝が流れ落ちるすぐ横から、滝を眺めることができるようになっている。
展望タワーからの眺め
アメリカ滝からすこしレインボーブリッジの方に歩くと、展望タワーがある。
今回の私たちの訪問は時間が遅かったため、タワーは既に営業時間を終了していた。
20年ほど前にナイアガラ旅行した時にタワーから撮った写真が次の写真だ。
この時の旅行では、私はカナダにわたる前にアメリカ側を先に観光したのである。
カナダ側に渡ったあとの眺望を知らなかった身にとっては、この風景は大興奮のものであった。
そう思うと、時間が許すならアメリカ側から先に観光するのがおすすめかもしれない。
霧の乙女号の遊覧船ツアー
ナイアガラ観光で最も有名なツアーは、霧の乙女号 maid of the mist boat tour だろう。
水しぶきを体に受けながら巨大なカナダ滝の間近まで迫るクルーズは、大迫力である。
寒い季節には残念ながら運航しないので、今回の私たちも乗船することはできなかった。
ふたたび、20年くらい前の旅行の写真で、遊覧船ツアーの迫力を感じていただこう。
カナダ滝が流れ落ちるのを俯瞰するテラピン・ポイント(Terrapin Point)
州立公園の奥の方には、カナダ滝が流れ落ちるのを上からながめるテラピン・ポイントがある。
雄大で美しいビューポイントであり、開放的な風景が、カナダ側から眺めるのとはまた違ったビューポイントである。
カナダ側だけでなく、アメリカ側からの眺めも捨てがたいと思うに十分な美しさである。
比較のために、ふたたび20年前の写真を引っ張り出すが、やはり観光は晴れの日が良い...。
ただし、ナイアガラ観光は、天候がいまひとつななかでも絶対に忘れられない最上級の体験になることは間違いない。
まとめ―テラピン・ポイントと霧の乙女号は絶対おすすめ‼
国境にあるナイアガラ瀑布の観光。
比較するとどうしても、カナダ側の眺望がよいという結論になってしまう。
そうはいっても、アメリカ側からの風景も、また違った視点が楽しめる体験だから、時間があるならぜひとも両側を観光したいところである。
とくにテラピン・ポイント(Terrapin Point)は大変美しいのと、季節があえば霧の乙女号は絶対におすすめです‼
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