今年の春のシカゴ旅行の帰国便、中継地のロサンゼルスに向かうフライトから、ロッキー山脈やグランドキャニオンの絶景が楽しめたことは前回の記事に書いた。
今回は、グランドキャニオンを過ぎた後のフライトの窓から見えた風景について書く。
- 強く異常にまぶしい光がみえたことと、この光の正体
- カリフォルニア内陸部、サンバーナディーノあたりの航空写真
- ロサンゼルスの郊外~ダウンタウンエリアを空から眺める
グランドキャニオンの西は平坦だが、フーバーダムやラスベガスもある
シカゴ発ロサンゼルス行きのフライトは、グランドキャニオンを過ぎて西に飛び続ける。
グランドキャニオンを過ぎると、大地の凸凹はなくなり、再び平坦な大地が続く。
大地を削りグランドキャニオンを作り出したコロラド川は、グランドキャニオンの少し西で、有名なフーバーダムのあるミード湖を境に、南に向かい始める。
飛行機の窓からは、フーバーダムから100kmくらい南に降りたあたりの、モハヴェ湖が見えていた。
私は機上から、ひょっとするとフーバーダムや、そのすこし西にあるはずのラスヴェガスも少し遠くに見えるのではないかと、血眼になって探していた。
飛行機の窓から見えた異常にまぶしい光
謎の光は、UFOなのか⁉
そんなときに、前方に異常に明るい光源を発見した。
昼間なのに、そしてずいぶん遠くなのに、この明るさである。
一体なんなのだろう!?
UFOでも着陸しているのだろうか!?
強烈な光源の正体
帰って来てから調べてみた。
同じことを疑問に思った人は多くいるようで、YOUTUBEやブログ等でこのことを書いている人が何人も見つかった。
正体は、イヴァンパー太陽光発電所(ivanpah Solar Power Facility)である。
とはいっても、あの光りよう、只者ではない。
Wikipediaで調べてみたところ、イヴァンパー太陽光発電所は130MWほどの発電所3基が連なっており、合計で400MWほどの発電量の発電所らしい。
やはりWikipediaで調べると、日本の最大級のメガソラー(1MW以上の太陽光発電所をこう呼ぶらしい)が100MWくらいみたいだから、桁違いとは言わないが、相当大きな発電所なのであった。
もっとも、Ivanpah Solarのホームページなどを見ると、太陽光パネルが光っているわけではなくて、そこで発電した電力で、巨大な電球を光らせているという仕組みだった。
いまでは正体がわかっているが、機上の私たちは当然、光の正体を知らないままだ。
フライトはこうして、私たちに面白い謎かけをのこしたまま、ロサンゼルスへの航程を続ける。
カリフォルニア内陸の風景を空から―サンバーナディーノ郡、ビッグベアー湖
(2021年3月追記)
本記事をサイト移転するにあたって、本節を新たに加える。
Ivanpah Solarからロサンゼルスまでの間に、以下の写真が撮れていた。
団地みたいに縦横に道路が走っている割には、区画ごとに家の占有率が異常に低い砂漠の町である。
面白い写真なので、地図で調べてみると、カリフォルニア州サンバーナディーノ郡ニュースプリングズの町のようである。
このあと、飛行機は、山脈を超えながらロサンゼルスに地づいていく。
山頂に水をたたえたビッグベアー湖というのも、写真を撮ってあった。
きっと自然が多くてきれいな場所なのだろうななど思う。
ロサンゼルスの町を上空から眺望、そして到着
どこの都市でも同じだが、郊外が始まるあたりは1~2階建ての低い建物ばかりが広い面積にわたって広がる。
ロサンゼルスもそうだった。
都心に近づくにつれ、建物の密集度がだんだん高まっていく。
ロサンゼルス空港は、ダウンタウンの南西のはずれにあるから、私たちの飛行機はダウンタウンを右に眺めながらのランディングだった。
空港を一歩出ると、そこは太陽がまぶしいカリフォルニアの地であった。
更新履歴
- 2021年3月18日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2019年9月21日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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