多民族国家のアメリカでは、エスニックフードはジャンク・フードと同じ価格帯の場合が多い
ニューヨークは世界中のあらゆる食べ物が、最高級の品質で楽しめる町だと聞く。人種のるつぼだからこその実態とのことである。
私はニューヨークは1回だけしか行ったことがないので真偽のほどはわからないが、全米第3の大都市であるシカゴも、
行くたびにその多様性に驚かされる。メキシコ、フランス、イタリア、和食、中華はもちろんのこと、ポーランド、中東、タイなどの各国料理が非常にポピュラーに、場合によってはジャンク・フードに近い形で安価かつ日常的に食されているのである。
大衆料理的なベトナム料理店
ベトナム料理店も数多くあり、シカゴに住んでいたころには、妻と二人でときどき食べにいったものである。
この春にシカゴに滞在した際も、懐かしいレストランに行って見たら、いまも健在で相変わらず、とてもおいしかった。
とにかく、ベトナム料理なんてそれほど珍しくもないわけで、ふつうのショッピングモール内、セブンイレブンに隣り合ってある。
メニューも、大衆食堂らしく、すこし薄汚れていたりする。
客もアジア系の人ばかりでなく、いろいろな人種が入り混じって食べている感じである。
とくに平日の昼に行くと、近所のオフィスから食べに来ている勤め人らしい白人が多く食べにくるようだ。
10年ほど前には7ドルくらいだったフォー・ヌードルが、いまは10ドルくらいになっているから、アメリカの物価は着実に上がっているようである。
食べ慣れると病みつきになるベトナム・フォー・ヌードル
はじめて食べたころには、不慣れだったレモングラスとパクチーの匂いが苦手で、ベトナム料理があまり好きでなかった。
食べつけるにつけ、大好きになった。
日本でのベトナム料理
日本に住むようになって以来、なかなか食べることができないことも手伝って、最近の私はラーメンよりもフォー・ヌードルを食べるほうがうれしい。
日本にもベトナム料理屋がたくさんできてほしいと思うものの、ラーメン文化がこれだけ進んでいる日本でフォー・ヌードルは苦戦しているのだろうな、と残念に思ったりもする。
更新履歴
- 2021年2月23日 本サイトに移転。節見出しを付けた。
- 2019年5月15日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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