本記事では、古い民家が多く残る茨城県桜川市にある真壁の町並みを紹介する。
江戸~昭和初期の家屋が50軒も密集‼
先週末のこと、近所のドライブということで、真壁の街並みを見に行った。
なんでも古い家が多く残っているということで、昭和にタイムスリップした気分になれるのでないかと思ったから。
観光案内所にあったチラシをみると、2~3ブロックの区画の間に江戸~昭和初期に建てられた家屋が50ほどあるらしい。
実際、駐車場から歩き出してすぐに現れた郵便局など、古き良き時代の立派な郵便局で、そのあとの探索に対する期待を盛り上げてくれる。
新旧の家屋が入り混じったダウンタウン・エリア
多く古民家が残っているとはいっても、一区画古い家ばかり続くなど、かたまって古い家があるわけでない。
どこも、古い家が最近の家々に混じっているだけで、「街並み」としては観光できる形に残っていないのが残念だと思った。
もっとも、現在も実際に生活しながら、個人が保守している家々なのだろう。
一家の事情で建て替える必要も生じるのは当然である。
歴史的旧市街の保全の苦労を思う
歴史的な街並みの保全って、大変なのだなと思った。
ヨーロッパなどでは、歴史地区がきれいに保全でされていることも多い。
あれはどうして可能なのだろう。
もともとヨーロッパ人は街並みの景観を重視するので、歴史地区に新しい建物を建てることが不可能に近いのだろうとも想像する。
たぶん、法整備もあろう。
それでも、何百年か前の街並みが当時のままあちらこちらに保全されているのは、ものすごいことなのだなとも思った。
ヨーロッパのような石造だと、日本の木造家屋よりも頑丈で、半永久的に建て替えが不要なのかもしれない。
そうだとしても、現代的な機器や便利さとの折り合いが悪い部分は生ずるのだろうから。
まとめ
2021年3月追記
茨城県桜川市の真壁のダウンタウンは、江戸~昭和初期に建てられた家屋が50ほど密集する珍しい地域だ。
町全体が旧市街のように統一的に保存されているわけではないため、新旧の家屋が入り混じったダウンタウンである。
そういう意味では、観光の上での魅力は削がれてしまっている。
一方で、そうだからこそ、歴史の保存の苦労を感じることができる町並みになっている。
更新履歴
- 2021年3月5日 本サイトに移転。節見出しを付け、まとめを新たに書いた。
- 2016年4月10日 Gooブログ「(旅行記。プエルトリコ、ニューオリンズとラスベガス。ひねもすのたり)」にて公開。
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