茨城県行方市の西蓮寺は、樹齢1000年を超える2本の大イチョウが有名です。
紅葉の時期には、2本の大イチョウだけで境内が一面の黄色に染まります。
本記事では、紅葉まっさかりの西蓮寺を紹介します。
西蓮寺のアクセス
アクセス
西蓮寺は、茨城県行方市にあります。
霞ヶ浦の東岸です。
常磐道の土浦北インターから30㎞ほど。
途中、霞ヶ浦大橋を通行(通行料は無料)し、自家用車で40分くらいです。
駐車場、参拝は無料
西蓮寺は、仁王門の前に10台ほどの駐車場があり、無料で停められました。
すぐ隣に、さらに20台ほど止められる第2駐車場もあります。
境内に入るための参拝料もありません。
西蓮寺の歴史と見どころ
なんといっても一番の見どころは、境内を一面に黄色く染める紅葉の大イチョウです。
大イチョウの紅葉のことは次節に残し、本節ではその他の西蓮寺の魅力を紹介します。
歴史
西蓮寺は、西暦783年(延暦元年)に開山の天台宗のお寺です。
境内は50メートル四方には収まってしまうくらいで、あまり大きなお寺というわけではありません。
明治時代に火災があり、焼け残った仁王門と相輪橖は国の重要文化財に指定されています。
樹齢1000年を超える2本のイチョウの巨木も、天然記念物に指定されています。
仁王門
1543年に建立された仁王門は、国の重要文化財です。
仁王像は、必ず恐ろしい形相で参拝者を震え上がらせるものです。
西蓮寺の仁王像も大きく威厳がありますが、かわいらしい表情で親しみがわく仁王様です。
相輪橖
相輪橖は、天台宗特有の仏塔の一種で、古く歴史のあるもので現存するのはごくわずかだそうです。
西連寺の相輪橖は、弘安の役(2回目の元寇)の戦勝を記念して1286年に建立されたもの。
境内を黄色く染め、絶景を作り出す大イチョウの紅葉
一面に黄色に染まった境内の風景
2本の大イチョウは、鐘楼を挟んで向かい合っています。
私たちが訪れた2024年12月12日には、大イチョウが紅葉で黄色に染まり、地面にも落ちた葉が積り、境内は一面の黄色に染まっていました。
樹齢1000年を超える天然記念物の大イチョウ
2本の大イチョウは、どちらも樹齢が1000年を超え、高さはそれぞれ25メートルと27メートル、幹周りも5メートルと8メートルの巨木です。
2本とも、天然記念物に指定されています。
境内には2本しか生えていないけれど、葉のボリュームはもの凄いです。
イチョウ紅葉の見ごろ
西蓮寺のイチョウ紅葉の見ごろは、例年11月下旬~12月上旬とのこと。
私たちが訪れた2024年12月12日にも、素晴らしく美しい紅葉の風景でした。
同じ茨城県南部でも、街路樹のイチョウはだいぶ葉が落ちた後でした。
西蓮寺もイチョウの紅葉は終わっているかもしれない、と思いながら出かけたのでしたが、落葉がすこしゆっくりなのかもしれませんね。
境内の混雑具合
私たちが訪れたのは、平日の木曜の午後3時前後。
紅葉を楽しみに来た人々がひっきりなしに訪れますが、混雑というほどではありませんでした。
まとめ
茨城県行方市の西蓮寺を紹介しました。
西蓮寺は1200年以上の歴史を持つ天台宗のお寺です。
境内には国指定重要文化財の建築物が2点あります。
紅葉の時期には、25メートルを超える2本の大イチョウが境内を一面の黄色に染めあげ、素晴らしい絶景が楽しめます。
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