アブダビ・トランジットの間にドバイ観光を満喫!

ドバイ2017

アブダビ空港でのトランジットの間に、無料バスを使ってドバイ観光を満喫!
トランジットが長い場合、実際にそんな待ち時間の楽しみ方が可能です。

アブダビ・トランジットの間に、航空会社が運航する無料シャトルバスを利用して、ドバイ観光を満喫したことを紹介します。
時間制限がある中でアブダビ空港を拠点としながらにしては、思いのほか多くの観光スポットを回れました。

スポンサーリンク
広告

旅行情報

実際のドバイ観光の体験記に進む前に、旅行に関する情報を簡単に紹介します。

これら旅行情報については、「【エティハド航空】トランジットの間にアブダビ観光を満喫!」、「アブダビ・トランジットの暇つぶしにドバイまで深夜バス旅行」にもっと詳しく書いた記述へリンクを張りました。合わせて参考にしていただけると嬉しいです。

アブダビとドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)の2大都市

アラブ首長国連邦(United Arab Emirates,UAE)の首都はアブダビ、最大の都市はドバイです。
それぞれ、UAEの政治、経済の中心地としての役割を果たしています。

2都市の間は160㎞ほど、自動車で1時間半ほどの距離です。

UAE、アブダビ、ドバイについてもっと詳しくは、こちらをご覧ください。

エティハド航空のアブダビ乗り継ぎ時間

エティハド航空でヨーロッパに渡航する際、アブダビ空港で乗り継ぎになります。

現在ではあまり接続が悪い乗り継ぎ便はなくなったようですが、エティハド航空がホテルを無料で用意してくれる「アブダビ・ストップオーバー」プログラムを利用すれば、乗り継ぎのついでにアブダビやドバイを観光できます。

アブダビで長時間トランジットが生じる事情や「アブダビ・ストップオーバー」については、こちらにまとめてあります。

アブダビ⇔ドバイ間の無料シャトルバス

エティハド航空は、乗客向けに アブダビ⇔ドバイ 間の無料シャトルバスを運行しています。
片道2時間弱の高速バスで、基本的に予約制です。

シャトルバスについては、こちらにもう少し詳しく書いてあります。

ドバイの情報とトランジットの時間

本節では、気候、交通、英語がどのくらい通じるかなどのドバイ情報を紹介します。

本記事で紹介しているドバイ旅行は、16時間のアブダビ・トランジット中で、8時間ほどドバイに滞在した体験です。トランジット観光の前提だった飛行機やシャトルバスの時間も本節最後でまとめます。

ドバイの気候

私がドバイを訪れたのは2017年の8月のこと。
ドバイの緯度は、北緯25度。海に面しているとはいえ砂漠に囲まれたドバイの8月は、もの凄く暑かった。
1日じゅう炎天下を歩き回ったのですが、あまりに暑くて喉が渇くので、ペットボトルの水をガブガブ飲みながらの旅行でした。砂漠の国とは言ってもオアシスの湧き水が出ます。(2017年当時では)ミネラルウォーターは日本より安価でした。

アル・アイン・ウォーターはUAEのミネラル・ウォーター。写真は機内食で出たもの。

ドバイの公共交通の乗り方

2017年当時は、nol card(ノル・カード)というチケットを購入することで、バスや地下鉄がまる1日乗り放題でした。駅で6000円くらい(22AEDでした。当時は1AED=30円ほど)で購入出来ました。
UAEではタクシーも安くて便利というけれど、このチケットを購入したことでバスと地下鉄と徒歩メインの旅となり、もの凄く安上がりな旅になりました。

ドバイ交通局のホームページや新しいブログ記事を見る感じでは、現在では当時のような安価な1日パスはなくなっているかもしれません。

土曜日の旅行、英語のこと

土曜日の旅行でした。土曜日は、イスラム教では安息日のため商店や交通がお休みする国もあると聞きます。ドバイでは、とくに不便な思いはしませんでした。

UAEはアラブ語圏ですが、アブダビもドバイも英語が堪能な人が多い。看板の表記も英語併記がほとんどで、どこでも英語は通じる感じでした。

スケジュール

2017年8月の土曜日。アブダビ空港でのトランジットです。
ドバイの滞在時間は、8時間ほどでした。

  • 06:10 アブダビ空港到着
  • 07:30→09:45頃 バス(アブダビ空港→ドバイ)
  • 17:40→18:00頃 バス(ドバイ→アブダビ空港)
  • 22:10 アブダビ空港発フライト

トランジットを利用しての観光だったので、空港には十二分に余裕を持って戻れるようにバスに乗りました。

回ったドバイの観光スポット紹介

本節では、トランジットの間に回れた観光スポットや、道中で印象に残った風景も紹介します。

観光スポットを☆5つを満点として、感動の大きさと満足度で評価しました。
差がつくように辛めに採点したつもりなのですが、素晴らしい観光スポットばかりで、ほとんど全部☆5個です。
移動手段についても紹介しますが、評価はしません。

観光の経路

ドバイ観光で回った観光スポットは以下の通り。だいたいの時刻も書き入れました。
移動手段も字下げで書きます。渡し舟アブラやブルジュマーン駅のオブジェはそれ自体がおもしろく、とても印象に残ってます。

  • 9:45 ドバイのバス・ターミナル着
    • 電車+タクシーで移動
  • 10:30~12:00 ジュメイラ・モスク
    • バスで移動、Al Ghubaiba bus stationまで
    • 13:20~13:40 渡し舟アブラでドバイ・クリークを渡る
  • 13:40~14:20 ドバイの市場(スーク)を散策
    • 14:30~14:40 アブラでクリークを再び渡る
  • 15:00~15:40 アルファヒディ歴史保存地区「バスタキヤ」
    • メトロで移動
      • 16:10 ブルジュマーン駅の幻想的なクラゲのオブジェ
  • 16:10 ブルジュ・ハリファの足元、ドバイ・モール
    • メトロで移動
  • 17:40 バスでアブダビ空港に向かう

エティハド航空のバス・ターミナル (9:45)

2017年当時のエティハド航空のバスターミナル、エティハド・トラベル・モールは、高速道路に面していました。
ターミナルを出ると、遠くに世界最高のビル、ブルジュ・ハリファが望めました。

エティハド航空のシャトルバス・ターミナルはその後、もっとブルジュ・ハリファの近くに移転しました。移転先の場所についてはこちらで詳しく紹介しています。

ターミナルの前の高速道路シーク・ザイード・ロードは片側6車線の高速道路。

ドバイのメトロ鉄道

早速、高架の上を走るメトロ電車に乗って、ジュメイラ・モスクを目指します。

電車の窓からは、日本ではほとんど見たことがないモスクや、ブルジュ・ハリファの姿が見え、気分はアゲアゲです。

高層マンションが立ち並ぶレジデンス・エリアもあり、新興の大都市に来ていることを思い出させます。

非イスラム教徒でも見学できるジュメイラ・モスク (10:30~12:00) ☆☆☆☆☆

アブダビのシーク・ザイード・モスクのように観光地化している巨大モスクは別として、イスラム教徒が日常の中でお祈りしに集まるモスクは、異教徒はなかなか入れません。
非イスラム教徒でも訪問できる珍しいモスクが、ジュメイラ・モスクです。

自由に入って歩き回れるのではなく、1日に1回だけツアーが行われていました。
2017年当時はツアー開始が午前10時からで、それに間に合うようにタクシーで駆け付けました。

ツアーではモスクの中を見学させてもらい、英語でイスラム教についての紹介、そしてお祈りのデモンストレーションなどがありました。

バスで移動~Al Ghubaiba bus station (12:00~12:30)

ジュメイラ・モスクの前のバス停には、冷房が効いた待合所がありました。
とても暑い中で待ち時間が長かった(30分くらい)ので、とても助かりました。

Al Ghubaiba bus stationという大きなバスターミナルまで乗りました。
ドバイの町は、建物の外壁がすべてベージュ色です。

ドバイ・クリークの渡し舟アブラ (13:20~13:40) ☆☆☆☆☆

ドバイの市街地には、ドバイ・クリークという川が流れています。

川を渡るには、アブラと呼ばれる渡し舟に乗ります。

アブラは運行時間はきまっていないようで、20人ほどの定員がいっぱいになった時点で対岸に向かって出航します。
船着き場に泊まっている舟に乗り込んで待っていると、5分くらいで満杯になる感じで、たいした待ち時間ではありません。

アブラの料金は安かった(100円とかという感じ)ですが、暑い気候の中の渡し舟は涼しく、爽快です。
もの珍しさも手伝って、ドバイ観光でもっとも心に残ったスポットの一つです。

ドバイの市場(スーク) (13:40~14:00) ☆☆☆☆☆

ドバイ・クリークを渡ったアブラが着いた船着き場の向かいは、風取り窓がある伝統的なアラブの建物でした。

この辺りは、ドバイの市場(スーク)が広がる地区です。
細い路地もあり、広いアーケード街もあります。

アラブの涼しげな伝統衣装を着て歩いている人もいます。

さまざまなスパイスが並べられた商店など、奇麗です。

スークの周りは、活気がある繁華街です。
アラブ特有のベージュの建物が並びます。

黄金がまぶしいゴールド・スーク (13:40~14:20) ☆☆☆☆☆

同じスークの地区の中に、金を扱う商店が集まるゴールド・スークがあります。

黄金の装飾品が並ぶショーウィンドウはきらびやかです。

こんなの、いつ着るんだろう?重そうだけど。

世界一大きい指輪もあります。ウィンドウの下の方には、ギネス認定証も展示されていました。

再びアブラでクリークを渡る (14:30~14:40) ☆☆☆☆☆

アルファヒディ歴史保存地区「バスタキヤ」 (15:00~15:40) ☆☆☆☆☆

アブラの船着き場から徒歩5分くらいのところに、古い町並みを保存している歴史保存地区があります。「バスタキヤ」とも呼ばれる100メートル四方ほどの地区です。

昔からのアラブの家々が、奇麗に保存されています。

古い町らしく、細い路地もありました。

保存されている家屋には商店が入っていて、土産物なども売っていました。

私が訪れた時には、バスタキヤの路地はほとんど無人で、ゆっくり散策を楽しむことができました。

ブルジュマーン駅の幻想的なクラゲのオブジェ (16:10) ☆☆☆

バスタキヤからメトロの駅まで、生活感のあるダウンタウンを1㎞ほど徒歩で移動。
Al Fahidi駅から地下鉄に乗る。

乗換駅のブルジュマン(BurJuman)駅には、巨大なクラゲのオブジェがあって観光客に人気があるようです。
照明を抑えた薄暗い地下鉄駅にあり、未来的な雰囲気でした。

ブルジュ・ハリファの足元、ドバイ・モール (16:30~17:00) ☆☆☆☆☆

旅の最後は、世界で最も高い建造物ブルジュ・ハリファです。
上る時間がないながら、足元から見上げてやろうというわけです。

メトロのブルジュ・ハリファ/ドバイ・モール駅を降りると、鉄道の高架と高層ビル群が未来的な風景を作っています。

駅からモールへは、しばらく連絡通路を歩く。

ドバイ・モールは、普通な感じのショッピング・モールでした。

モールに入ってすぐに目についたのは、紀伊国屋書店。UAEではアメリカ系のチェーンが圧倒的に多かった中で、日本のお店を見てちょっとうれしくなりました。

外観だけでなく、モールの中も普通な感じのショッピング・モールです。

ドバイ・モールの向かいには、伝統的なスーク(市場)の建物を模したショッピング・モールがありました。中を歩いてみたかったけど、残念ながら時間の余裕がありませんでした。

そして、同じくドバイ・モールの庭からは、眼前にブルジュ・ハリファ。

間近で仰ぎ見る830メートルの高さは、圧倒的です。
もっとも、630メートルの東京スカイツリーを足元から見上げた時と比べると、どちらも大きすぎてあまり違いはわからなかった。

まとめ

2017年8月に、16時間のアブダビ空港トランジットの間に、航空会社の無料シャトルバスを利用してドバイ観光をしました。
8時間ほどドバイに滞在し、観光を満喫できました。

1個1個の観光スポットの魅力がとても高く、ドバイを堪能できました。
せわしいトランジット観光だったけど、満足度は非常に高かったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました